いざ退職。「長かったサラリーマン生活も終わり、これからは自分の人生を満喫できる時期に突入」といきたいものだ。ところが、退職を迎えると生活リズムが一変。これまで仕事や子育てに追われ、趣味や旅行にも時間を使えなかったのが一転して、一日丸ごと自分のために使えるようになる。 外貨預金 一方で退職に伴い、これまでは無意識のまま活用していた「職場」というコミュニティーから外れることになり、世の中の流れやさまざまな情報などが入りにくくなる。 ETF もちろん、金銭面でも大きな変化が起こる。まずは毎月の給料が2カ月に一度の年金に代わるため、1カ月単位での収支のバランスが崩れ、さらにボーナスも無くなるので、ボーナス時期になると少し寂しさを感じるだろう。 一般的に老後夫婦二人でのゆとりのある生活には毎月約38万円必要だと言われている(生命保険文化センター「生活保障に関する調査 平成16年度」調べ)。単純に計算してみると、20年間の生活費は約9100万円もかかることになるのだ。 もちろん、これ以上長生きする可能性も高いわけで、そう考えると退職後に必要なお金は1億円以上にもなる。だが、夫婦で毎月換算38万円もの年金を受給できる人は多くはない。そのため、今までの蓄えや退職金を上手に運用し、取り崩していく必要性が出てくる。しかし単純な取り崩しでは資金は減っていくばかりで、早い段階で底をつくことも考えられる。限られた資産をより長い期間に渡って活用していくには、適確な資産運用で利殖を図っていく必要性が出てくるということになる。 退職を迎えるとともに、手にすることになる退職金。1000万円以上もの大金を一度に手にするのは、長い人生のなかでもめったに遭遇することではないだろう。 まとまった資金であるがゆえに、今までは選択肢になかったような金融商品やサービスも候補に加えられるようになる。退職後必要な資金の源泉となるだけに、取りうる選択肢の中からもっとも自分に合った運用方法を選択していきたい。 くりっく365 できれば手堅く貯蓄と考えたいところだが、預貯金金利が年率8%以上あるような時代ならともかく、今の金利水準では「安全確実」というだけでは長生きに対するリスクはとても解消されない。 資産運用 そのため資産運用の重要性が増すことになってくるわけだが、いざ運用となると「何から始めればいいのか……」と悩む人も多いのでは? しかし、ここで焦りは禁物。時間は十分にある。今までと違い、退職後は平日昼の時間をたっぷりと有効活用できるようになるのだ。